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初音(幽霊)と・・・

 不定期掲載でお送りする物語 第一弾のテーマは『幽霊』です。 拙い文章ではありますが楽しんでいただければ幸いに思います。

挿絵で使わせていただいた『3Dカスタム少女』のテックアーツ3D様及び素晴らしいMODやポーズなど製作していただいた職人の皆様に感謝を捧げます。  


初音(幽霊)と・・・


「あなた、愛しいあなた・・・ どこにいらっしゃいますの?」
 皆明かりを消し寝静まる小高い丘を見上げる小さな町にひとりの蒼白な女性が彷徨っていた。

「・・・あなた、今日も見つけることが叶いませんでした・・・」 女性は、一晩かけて探し回った暗い町を恨めしそうに一瞥すると丘を目指した。
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 小高い丘の上には今にも崩れ落ちそうな小屋が建っていた。
 小屋に入ると痩身の女性は、徐に着物の前部をはだけさせ己の秘部に手を伸ばした。
「あぁ、あなた、わたくしは淋しゅうございます・・・」 くちゅくちゅとそこは既に溢れる蜜が太腿を伝い床に水溜りを作っていた。
「あぁ、あなた・・・ これがあなたの指なら・・・ 」女性の中指が膣内に飲み込まれる。
「んぁ・・・ きもちいい・・・ ぁあん」 彼女は、更に人差指も飲み込ませ膣内を掻き回す。

 ぱきっ!! そのとき枝を踏み折るような音に彼女の指も動きを止める。
「だ、誰ですの?」怖々音のしたほうを睨みつける。
「ご、ごめんなさい・・・ 覗くつもりじゃ・・・」
「!!」彼女は、目の前に現れた少年とも青年とも取れるような童顔の男性を凝視した。
「あぁ、あなた・・・ 愛しいあなた・・・」女性は目の前の彼とは違う誰かに話しかけているようだった。
「あなたを想うあまりわたくしのココはもう、こんなに・・・」 瞳を潤ませた色白の女性は彼の右手を掴み己の露になった秘部に宛がった。
 彼女のの濡れそぼったそこは何の抵抗もなく彼の細い人差指と中指の二本を飲み込んだ。
「ぁぁん・・・あなたの指がわたくしの中に・・・ もっと、もっと入れてくださいまし・・・」
 彼女の顔は紅潮し閉じた瞳の端から一筋の雫が零れ落ちた。

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 彼は、途端に胸を締め付けられるような感覚に囚われた。
「ぼ、僕も会いたかった・・・」
 演技をするつもりは毛頭もなかった。 ただ、ただ彼女がいとおしいと思えた。
「指、動かすよ」
「はい」彼女は、瞳を閉じたままはっきりとした口調で答えた。

 彼は、Mの字に開脚した彼女のお腹側の内壁を優しくまさぐり始める。
「ぁぁ、感じる、あなたの二本の指がわたくしの中を泳ぐよう・・・」 彼女の紅潮は濃度を増しそれに伴い秘密も量を増しくちゅりくちゅりと音を立てた。

「ぁぁ、あなた、あなた・・・ わたくしは・・・ 初音は、あう!!」彼女が何か言いかけた瞬間彼の指がこりこりした部分を探り当てた。
「!?」彼はもう一度こりこりした部分に触れてみる。
「ぁぁぁ、はぁん!!」彼女の身体が跳ね上がる。
 先ほどまでと違う反応そしてなにより板張りの床に水溜りを作っている先ほどまでとは桁違いの量の蜜がそこは彼女の最も敏感な場所であることを物語っていた。
「ここが感じるの?」
「・・・・・・」彼女は、両手で顔を覆ったまま何も言わない。

「ご、ごめん・・・ 痛かったんだね、もうやめるよ」彼は、慌てて指を抜こうとする・・・が、その手を彼女が掴んだ。
「・・・ ないで・・・ やめないでくださいまし!!」懇願する彼女の顔の汗に窓から差す月光がきらきら映え艶かしさをかもし出していた。

「初音・・・」彼は、指を入れたまま開いたほうの手で彼女の首元を抱え唇を重ねた。
「!!」驚いたことに唇を重ねた瞬間彼女のほうから舌を挿入してきたのである。
「んん、ちゅ・・・くちゅ・・・」彼も、彼女の舌の動きに合わせお互いを貪りあう。

「むぅんんん!!」彼女が、ひときわ大きな声を発すると軽い痙攣をおこした。 軽くイッたのである。
 それでも彼女は、唇を離さず、もっと指で攻めろと潤んだ瞳で訴える。

 彼は、不安に駆られながらも彼女の要望に応える。


 そして、同じようなことを数回繰り返した後、それはやってきた。
「!!」いままでまさぐっていたこりこりした部分がいっそう硬さを増したかと思うと彼女がおもむろに唇を離した。
「い、いく、いく・・・ ぁぁああ イッちゃうーーーーーーっっっ!!!」大きな声で叫ぶと同時に彼女の身体はビクンと跳ねた。 


 まどろみの中彼女は今までに感じたことのないなにか温かいものに包まれている感じを覚えていた。
「・・・ 天国? あははは、ばかみたい」 行った事すらない、ましてや自ら命を絶った自分が絶対に行けるわけない場所に思いを馳せた自分に苦笑する。
「でも、本当に温かい・・・」このまま眠りたいなと彼女が思ったときそれははっきり聞こえた。
「初音・・・ 」 どこか弱々しく心配げな声・・・ 思い出した。
 わたくしの自慰に付き合わせてしまった男の子、わたくしが利用した・・・

『本当は、判っていた・・・』

 ゆっくりと目を開ける。 日の出の光が眩しい。
「あなたは、なんて情けない顔をしているのですか!!」少し怒ったような口調で言ってみる。

『あの人がわたくしを名前で呼ばないことも』

「だって、初音が動かないから・・・」
「あなたのその情けない顔を見せられて折角の余韻も台無しですわ!」少し拗ねてみる。

『わたくしは、あの人に利用され捨てられたということも』

「ごめん」
「それに膝枕してくださるのは結構ですけど・・・ その、硬いものが当たって非常に寝心地悪いですわ!!」
「ぁ、ごめん」彼のソコはぱんぱんに剛直しテントを張っていた。

『この人はわたくしが幽霊であると知っても逃げなかった・・・ そして・・・』

「ところで、あなたはわたくしを責めないのですか?」
「え? どうして?」
「ど、どうしてって・・・ その、わたくしだけイってしまって・・・その・・・」急に恥ずかしくなり顔が蒸気するのがわかる。
「だって、初音が少しでも元気になってくれたら嬉しいかなって・・・」顔を真っ赤にして頭を掻く。

『そして、底抜けに優しい』

「しかたありませんわね、お出しなさいそのテントの中身を」
「えぇ、でもぉ・・・」
「でもぉ、じゃありません!! おだしなさいったらおだしなさい!!」 むしりとるように彼のズボンとパンツを下ろすと姿を現す肉の塊 その先端からは透明な粘りのある液体がだらりと零れ落ちた。
「んふふ、こんなに滴るまで我慢なさってたのね」妖艶な笑みを浮かべると初音は、彼の前に跪き右手で肉棒を包み込む
「熱い、火傷しそうなほどに・・・」言うなり初音は裏筋から尿道までを舌を尖らせ少し強めに舐め上げた。 尿道と初音の舌にキラキラした糸の橋がかかる。
「うううわぁ!」ざらっとした突然の衝撃で一気に込み上げてくる射精感を必死で抑える。
「んふふ、良い声で鳴きますのね」切れ長の流し目が彼の瞳を捉え真っ赤に濡れた唇をいやらしく濡れた舌が嘗め回す。
 蛇に睨まれた蛙の如く彼は初音の瞳から己のそれを外す事が出来なかった。
「んちゅ」初音は、彼の剛直した先端に軽く口付けをする。
「ぁあ・・・」たったそれだけでも彼は込み上げる射精感を我慢しなくてはならない。
 亀頭にキスをしながら上目遣いで見やりながら初音は笑う
「うふふ、そんなに出したいなら我慢しなくてもよろしいのよ」

 ここで出したら、初音は止めてしまうかも知れない・・・ 強迫観念が堂々巡りを繰り返し『止めてほしくない』の一心で無理な我慢を続ける彼の姿に初音の胸はきゅんと音がした気がした。
「大丈夫! 貴方の心行くまで咥えて差し上げますから、我慢などせずにお出しくださいな」言うと初音は、雁首まで一気に頬張り、舌先を尖らせ裏筋から尿道までを何回も往復させる。
「ぁぁあぉおおおお・・・」今までの我慢も手伝いすぐさま発射限界に近づいた剛直はここに来てさらに太さを増した。
「んぐ!!」先ほどのサイズで少しばかり初音の口には余裕があった・・・ だが、ここに来て太さを増した彼の剛直に初音の顎は悲鳴をあげ唇は裂けそうな位に引っ張られている。
「・・・ こんなに・・・」目の端に涙を溜めながらも初音は、自らの陰水を掬い取り彼の竿にまんべんなく塗りつけると一気に根元まで、雁首を喉の奥まで突き入れた。

 おぇっとくる嘔吐感を堪え喉奥に注ぎ込まれる瞬間を待つほんの数秒がとても長く感じられる。
「だ、だめ・・・ そんな・・・ ああぁぁぁ!!」 彼は、初音の頭を抱え込むように身体を丸くし身体を小刻みに震わせながら制御不可能な射精感に身を委ねた。
『ああ、こんなにたくさん・・・ よっぽど溜まってらしたのね・・・』初音は、頭を固定され喉奥に射精されるのも悪くはないなと思いながら彼の精液を飲み込んでいた。


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 あれからどのくらいの時が過ぎたのだろう・・・ 初音の頭を抱え込んだまま時折身震いするように身体を振るわせていた彼の身震いがなくなった頃初音は、彼のお尻をぽんぽんと二回軽く叩いた。
「あ、ごめん」二回の軽い衝撃にえもいわれぬ快楽の淵にいた彼が呼び戻される。
 彼は、丸まり抱えていた初音の頭を両手で挟み込み彼女の喉奥に突き刺さっている剛直を抜くためゆっくりと腰を引く
 初音は、されるがまま彼の顔を下から見つめている。

 やがて、初音の口から抜きとられた剛直には彼女の涎と剛直からの分泌物が交じり合いてらてらとひかり、彼女の唇とを結ぶ銀糸が続いていた。
「ご、ごめんなさい!! 苦しかったでしょう?」 彼は、どう気遣って良いものやら分からないらしく、両の手がわたわたと宙を掻いている。
『この優しさ・・・』
「いいえ、癖になりそうですわ」妖艶に微笑む
「それよりも・・・ こちらはまだ満足なさっていないのでしょう?」初音は、未だ衰えぬ彼の剛直を右手で優しく包み込む
「で、でも・・・」正直に剛直している自分の持ち物とは裏腹に彼は遠慮をみせる。
 瞬間初音は、剛直に爪を立てた。
「いたたた、イタイイタイ・・・」彼は後ろに引こうにもチン質を取られているため何も出来ずなすがままになる。
「あなたは、優しすぎます! 今までもそれで損をしてきたのではありませんか?」
「・・・・・・」彼の沈黙は全てを肯定していた。
「・・・ こんなときくらい・・・」つき立てていた爪もいつの間にか離れその場所を今度は指の腹で優しく撫でる。
「我侭でもいいのではなくて? もっと、わたくしに甘えてくださいまし」屈託のない眩しい笑顔だった。

 彼は、数秒俯いた後・・・
「・・・ うん、初音に舐めてほしい、もっと気持ち良くして欲しい」 頬を赤らめ少年のような恥じらいに
「はい、畏まりました」彼女も満面の笑みで答えた。


 小高い丘にあるあばら家、人が来なくなり数十年は経つであろう小屋の中ふたりの男女が裸で向き合っている。
「・・・あの」女性の方が少しムっとした口調で彼に話しかける。
「ん? なに?」彼の方は少しばかり顔が赤かった。
「その手を退けてくださらないこと?」笑顔を作ってはいるものの柳眉は、まさに逆立っていた。
「・・・で、でも・・・その、恥ずかしいし・・・」
 ブチッ!!
「あなたが、気持ちよくしてほしいとおっしゃるからしてあげようとしているのに!! あなたは、わたくしをバカにしているのですか!!!」 彼女は、物凄い剣幕で右手を振り上げる。
「わ!!」彼は、咄嗟に両手で顔をガードした。 と同時に肉棒に圧迫感を感じた。
「なんてね、うふふ」 気付くと目と鼻の先息がかかるほどの距離に彼女の顔があった。
「もう既に、わたくしの心には火が点いていまいました。 こんな淫乱な女にされてしまった責任は取っていただかないと」言うなり彼女は、彼の鼻先を舐め突き出したままのしたを彼の口腔に捻じ込んだ。
 次々と送り込まれてくる粘々した彼女の唾液の甘美さに彼はもっと欲しいとばかりに強く啜った。
「ムチュ、ん・・・くちゅ・・・」 彼女の舌は、それがまるで別の生き物のように、彼の上顎、歯の裏、舌の下、左右の頬肉と所狭しと暴れまわる。 と同時に下半身にも緩急をつけた手もみ、擦りなど多彩な手技が繰り広げられていた。
「ん、んんん・・・」彼女の多彩な攻めに彼の限界も直ぐに近づいてくる。
「だめぇ、まだ、イってはなりませんわよ」肉棒から離した手には先走りの粘液と唇には唾液の銀糸が橋を作っていた。
 彼女は、手に付いた粘液を弄び滴る粘液を彼に見せ付けるように丹念に舐め取った。
「ね、ねぇ、初音・・・ このままじゃ僕、どうにかなっちゃうよぉ・・・」彼の顔は、今にも泣き出しそうに初音を見つめていた。
 キュン!! 初音の胸が突然締め付けられた。
「な、なんて顔をしているのですかあなたは!! 忍耐のない男は好みではありませんよ」 初音はくるりと後ろを向き言い捨てた。 後に来る快感を高めるためにと取った行動に彼は根を上げている・・・ このままでは失ってしまう・・・ だが、初音にはもうどうすることもできない。 もう、終わってしまうのかな・・・ 堂々巡りを繰り返す初音の耳に彼の言葉が届く。
「ごめんよ初音、全部僕のことを思ってしてくれてたのに、ごめんね・・・」彼の言葉が終わらないうちに初音は、彼を抱きしめていた。
「いいの、いいのですよ、わたくしも配慮が足りませんでした・・・」


 既に、勃起している男根の尿道からは透明な粘液が裏筋に滴っている。
 初音は、自らの舌を尖らせ粘液で光る筋をなぞった。
「う、うう」彼は、粘膜のヌルっとした感じとその中で際立つ舌先のザラっとした感覚で背筋にゾクゾク感を覚えていた。
 やがて、初音の唇は男根の横側に回り込み竿の部分を吸ったり、舌先で突付いたり、開いたほうの手は、睾丸を包み込みふたつの玉を擦り合わせるように優しく揉みしだく。
「うぅ、初音、はつね・・・」 彼が、自分の名を呼ぶ度胸の奥がちりちりと擦れるような感覚に捕らわれ、陰水の量が増していくのを感じていた。
 初音は、彼の正面に回りこむと彼の肉棒を咥え込んだ。
「う!!」 彼は、高まった射精感を堪え、前後に揺れる初音の頭に軽く手を添えた。
 初音は、前後運動を繰り返しながら裏筋を擦ってみたりカリを舐めたりと舌の位置を換えながらあらゆる部分を刺激する。
「は、初音・・・イク・・・」彼の、腰ががくがくと震えだした瞬間初音は彼のペニスから唇を離した。
「は、初音・・・?」彼は、もう少しで迎えられた絶頂を寸断され戸惑いを隠しきれないでいる。

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「あわてないで、最後はココで、一緒にイってくださいまし」初音は十分に濡れそぼった陰部を二本の指で広げて見せた。
「きれい、初音きれいだよ」彼は、蜜に吸い寄せられる蜂の如く陰臭を放つ陰部に顔を近づけ自ら顔をのぞかせていたクリトリスに口付けをした。
「はぅぅ!! はぁん・・・」彼女の、全身が小刻みに震えた。
「え、初音!?」
「だ、大丈夫ですわ このくらいあなたのおちんちんをじゃぶっているときからありましたもの」少し荒い息遣いで答える初音
「それに、このくらいイキやすくないとあなたと一緒にイクことなど出来ないでしょう? 恐らく次は・・・」
「う、うん、分かった、じゃぁ、入れるよ」彼は、M字に脚を広げて待つ初音の十分に濡れた陰部に己のペニスを宛がう。
「うわ!!」
「ぁあん!」宛がったとたん何の抵抗もなく吸い込まれるペニス。
 入った瞬間ふたりとも背中に電気でも流れたかのような感じになり気を抜けば直ぐにでもイキそうな感覚を必死に耐えていた。
 ただ、入れているだけでも近づいてくる絶頂に気は焦るばかり・・・ 彼は、覚悟を決めた。
「う、動くよ初音」
「・・・・・・」彼女は、声すら出せず目の端に涙を溜めたままこくりと頷いた。
「う、うおおおおお」彼は、ペニスを膣から抜け出す寸前まで引き根元まで突き入れる。
「ああああん!! あっあっあっ」 彼女の口からは喘ぎしか聞こえない。

 スライドは十回も続かなかった。
「ぁあ! イク、イクよ初音」
「き、来て来て、きてぇぇぇ!!」
 最後の一突きで途方もない大量の精液が膣内に収まりきらず挿入している脇からどろどろと吹き出していた。
「ぁあ! ぁぁあ・・・」彼の射精放出の度に初音の快感中枢を刺激し何度も何度も快感の波が押し寄せる。
 狂おしく止まない快感にこのままおかしくなってしまうのではないかと思う初音の心は、それでも、このまま狂ってしまっても彼なら・・・ 
 もう既に、初音の心の中には彼以外の入る余地は微塵にも残されていなかった。
 初音の頬を一筋の雫が流れる。
 初音は、それを彼に悟られぬよう彼の首にしがみつく。
 生涯味わったことのない快楽に半ば放心し疲れきった彼にはもう、他の事に気を割く余裕が無かった。
 ペニスを抜くことさえ忘れ初音に覆いかぶさるようにしたまま寝息を立てていた。
 初音は、彼の重さを、温かさを、優しさをその身に覚えこませるかのように彼を両腕で包み込む。
「このまま時が止まってしまえばいいのに・・・」



 時にして数十分か数時間か、目を覚ました彼は目の当たりにした光景に愕然とした。
 先ほどまで肌を合わせていた女性、初音が目の前に立ち尽くしている。
「・・・ な、なんで・・・・」 身体が半分ほど透き通り今にも消えてしまいそうな彼女に問いかける。
「ありがとう・・・ 貴方のお陰でこの世に未練の無くなったわたくしは心置きなく旅立てます」
「うそだ!! じゃぁ、なぜ、そんな悲しい顔してるんだよう!!!」
「僕は、認めない! 僕の心を持ち逃げなんて絶対認めないからな!! そうだ!このまま初音が消えるなら、僕も死んで初音を追いかける!! そして、何処までもおいかけてやる!!」
「・・・ 幽霊にストーカー行為を働く人間が何処にいるのですか!?」呆れ顔の初音
「まったく・・・ とんだ駄々っ子ですこと・・・ また、未練が残ってしまったではありませんか・・・」
「いいですわ、こうなったらあなたに取り憑いてあなたが・・・」初音はその先の言葉を飲み込んだ。
「僕の気持ちは変わらないよ・・・ 初音に飽きるなんて未来永劫・・・」彼は、優しく真っ直ぐな瞳で初音を見つめている。
「・・・ まったく、ばかですわね・・・」 初音は涙を隠さない。
 彼は、何も言わず両手を広げる。
 黄昏色の小高い丘に吹く風が重なるふたりのシルエットを揺らしていた。
 幾久しく、久遠の刻を・・・。



 因みにこちらは幽霊をテーマとした作品です。
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